SHAKUJII 2013 Atelier+Office_Shakujii_Tokyo

OVERVIEW
Use :
Atelier / Office
Size :
120 ㎡
Type :
Renovation
POSITION
architect / contractor / project manager / construction manager / manufacturer / artisan

手仕事から生まれる「何か」を伝える

手仕事により生まれる「何か」を伝えるブランド「YAMMA」
製作から販売まで徹底して人間にこだわり生まれた空間

Atelier+Office_Shakujii_Tokyo
Atelier+Office_Shakujii_Tokyo
Atelier+Office_Shakujii_Tokyo
Atelier+Office_Shakujii_Tokyo
Atelier+Office_Shakujii_Tokyo
Atelier+Office_Shakujii_Tokyo
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Atelier+Office_Shakujii_Tokyo
Atelier+Office_Shakujii_Tokyo
Atelier+Office_Shakujii_Tokyo
Atelier+Office_Shakujii_Tokyo

手仕事の価値を空間、作品、人の重なりで体現する

衣服のブランド「YAMMA」のアトリエ兼ギャラリーとして、築40年の古い建物を全面的にリノベーションした。設計の軸になったのは、多目的な場である建物中央にある大きなスペースを、どのような空間にするのかという事だ。ここは、衣類の梱包や発送を行なう作業場でもあり、新作発表や作品の展示を行うギャラリーでもあり、何よりこのブランドに関わる大勢の人達が集う場だ。

このブランドは、デザインから製作工程、さらには販売、メンテナンスといった事まで、すべてにおいて人の手仕事の感触を大切にしている。手仕事を通じて人と人の間に生まれる「何か」の価値をブランド価値の基軸にしているといってもよい。当然、この空間もそうした「何か」が感じられるものでなくてはならない。

設計のプロセスを通じて、最後に残ったのは、駅舎のイメージだった。本質的には人々が移動する節点のような場所で、後には何も残らない空虚な存在でありながら、同時にそこは多くの人達が集う出会い場でもある。人と人の間に生まれる「何か」を生み出すためのプラットフォームという存在にブランドがなって欲しいという想いが、そこには込められている。スペース自体も「EKI」と名付けられた。

古い木造建築の梁を再利用し意匠的にも活用した構造、宮大工の技術を応用して作った曲線の屋根、温かみがありながら冷静な表情も併せ持つ仕上げ材、様々な縁からこの場に集まったアンティークの数々。そうした一つ一つの小さな表情と、それらを包み込む建築が重なり、この空間に関わる全てが「YAMMA」というブランドを表している。

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